血糖値の乱れがシミ・たるみを招く?インナーケアの重要性
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甘いものを食べたあと、しばらくすると妙に眠くなる。
お腹が空くとイライラして、何か食べるとホッとする。
そんな経験はありませんか?
血糖値というと、糖尿病の人が気にする数字というイメージがあるかもしれません。
でも血糖値は、食事をすれば誰でも上がり、その後下がっていきます。
問題にしたいのは「血糖値が上がること」そのものではなく、食生活などによって大きな変動を繰り返すことです。
そして私は、美容に関わる仕事をしているからこそ、血糖値をシミやたるみだけの話にはしたくありません。
血糖値を考えることは、肌だけではなく、血管や将来の健康を考えることにもつながります。
1.血糖値の乱れは「美容だけ」の問題ではない
血糖値スパイクとは?
食事をすると血液中のブドウ糖が増え、血糖値が上がります。
それに応じてインスリンが分泌され、血糖値は次第に下がっていきます。
これは体に備わっている通常の仕組みです。
一方、食後に血糖値が急激に上昇し、その後大きく下がるような変動は、一般に「血糖値スパイク」と呼ばれることがあります。
食後高血糖を繰り返すことは、長い目で見ると血管の健康にも関係します。
高い血糖状態は酸化ストレスや炎症などを介して血管に負担をかけることが知られており、糖尿病では血管の合併症を防ぐことがとても重要になります。
つまり、血糖値は「太るかどうか」だけの問題ではありません。
美容をきっかけに知ったとしても、その先には自分の体を守るという、もっと大切な意味があります。
血糖値の上下と気分の変化
もうひとつ知っておきたいのが、血糖値と気分や体調との関係です。
血糖値が大きく変動したとき、人によっては眠気やだるさ、強い空腹感、集中しにくさなどを感じることがあります。
空腹時にイライラしたり、甘いものが無性に欲しくなったりする経験がある方もいるでしょう。
もちろん、「イライラするのは血糖値のせい」と決めつけることはできません。
気分には睡眠、ストレス、ホルモンの変化、生活環境などさまざまなものが関係しています。
ただ私は、心の状態と食べ方は、まったく別の話ではないと思っています。
なんとなく気持ちが落ち着かない日が続くときに、睡眠などと一緒に「最近どんな食べ方をしていたかな」と振り返ってみるのもひとつです。
2.糖化とシミ・たるみの関係
余分な糖とAGEs
美容の分野で血糖値と一緒によく出てくる言葉が「糖化」です。
糖化とは、体内の糖がたんぱく質などと反応することで起こる変化で、その過程でAGEs(終末糖化産物)がつくられます。
皮膚の真皮にあるコラーゲンもたんぱく質です。
AGEsの蓄積はコラーゲンの性質に影響し、皮膚の弾力など加齢に伴う変化との関連が研究されています。
そのため糖化は、美容の世界でも「肌老化を考えるひとつの視点」として注目されています。
ただし、シミやたるみの原因が糖化だけというわけではありません。
紫外線、加齢による皮膚や脂肪・骨格の変化、ホルモンなど、いくつもの要素が関係しています。
「甘いものを食べたら老ける」ではない
糖化の話をすると、「じゃあ砂糖を食べなければいいんですね」と思うかもしれません。
でも、私は食べ物をそんなふうに単純に善悪で分けたくありません。
ケーキを一度食べたから、翌日に肌がたるむわけではありません。
果物やご飯などにも糖質は含まれていますし、糖質は私たちの体にとって大切なエネルギー源でもあります。
見るべきなのは、一回の食事ではなく日頃の食べ方です。
甘い飲み物やお菓子が習慣になっていないか。
空腹の時間が長くなり、反動で一気に食べていないか。
主食だけで食事を済ませることが多くなっていないか。
「食べてはいけないもの」を増やすより、自分のいつもの食べ方に気づく。
私はその方が、長く続けられるインナーケアだと思っています。
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3.血糖値を乱しにくい食べ方を考える
糖質を悪者にしない
血糖値を意識するというと、「糖質をできるだけ減らそう」と考えがちです。
でも、極端に糖質を避けることがすべての人に必要なわけではありません。
例えば、ご飯だけ、パンだけ、麺だけで食事を終わらせず、魚や肉、大豆製品などのたんぱく質、野菜、海藻、きのこなどを組み合わせる。
精製度の低い穀物や食物繊維を含む食品を、自分の体調や食生活に合わせて取り入れる。
こうした食事全体の組み合わせを考えることが大切です。
食物繊維には、食後血糖値の急激な上昇を抑える働きもあります。
だから私は「糖質を抜く」より、まずは何と一緒に、どんな食事として食べているかを見てほしいと思っています。
食べ方は無理なく続けられることが大切
食後に体を動かすことも、食後血糖値を考えるうえで役立ちます。
大げさな運動でなくても、食後に少し歩く、家事をするなど、座りっぱなしにしないことから始められます。
そして、食事のたびに血糖値を怖がる必要もありません。
食べることは、栄養を摂るためだけではなく、楽しみでもあります。
好きなものを食べる日があっていい。
外食を楽しむ日があっていい。
その一回を気にするより、普段の食事がどうなっているかを見る。
肌のためにも、血管のためにも、そしてこれから先の健康のためにも。
毎日の食事を「我慢するもの」ではなく、自分の体をつくるものとして選んでいきたいですね。
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福岡県中間市で2008年から、お一人おひとりの肌と体の状態を見ながらお手入れをしています。




